竹林景観ネットワークの活動を始めて早いもので、本年の12月に10年を迎えることとなりました。
これを記念して、8月27日(日)に、京都市中京区の京都アスニーにて記念シンポジウムを開催いたします。
みなさまお誘い合わせの上、ご参加いただきますようお願いします。
日時:2017年8月27日(日) 13:00~17:00
場所:京都アスニー第2研修室(京都市中京区聚楽廻松下町9-2)
参加費:無料
■シンポジウムの概要
タケは有用植物として、人の暮らしの中に入り込み、その利用は文化となってきた。
近年は、その繊維に着目した新たな利用方法も模索されている。
その一方で、植物としてのタケの特性は、どのように研究されてきたのだろうか。
本シンポジウムでは、タケを上手に活用する基礎となる研究の足跡を振り返り、
これからどのような研究が必要であるか、今一度、検討する時間を設けたい。
ご講演
内村 悦三(富山県中央植物園)海外のタケの生態と利用
柴田 昌三(京都大学)竹の開花とその生態的及び社会的影響について
渡邊 政俊(竹文化振興協会)林学研究におけるタケ
司会:鳥居 厚志(森林総合研究所関西支所・竹林景観ネットワーク代表)
お問い合わせ
〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1 駒澤大学文学部地理学科 鈴木重雄
Email:suzusige_1980@yahoo.co.jp
—————————————————————————————–
■開催報告
8月27日に、京都市中京区の京都アスニーにて
竹林景観ネットワーク結成10周年記念シンポジウムを開催いたしました。
タケ研究の大御所であられる渡邊政俊先生、柴田昌三先生、内村悦三先生に
ご自身の研究についてご講演いただきました。当日の京都は猛暑でしたが、
外の暑さに負けないくらいの研究への熱い想いが感じられるお話ばかりでした。
30人以上の方が聴講され、またとない貴重な機会に熱心に耳を傾けました。
シンポジウムに参加された学生さんからの声をご紹介します。
「初めて竹林景観ネットワークのシンポジウムに参加させていただいたのですが、これまでいくつも論文を拝見している先生方のお話を聞かせていただくことができ、大変勉強になりました。渡邊先生や内村先生のお話では先生方の研究生活の一端を伺うことができ、また、柴田先生のMelocannaや淡竹の開花等についてのお話も非常に興味深く、時間の関係で割愛された部分もぜひお聞きしたかったです。講演以外にも様々な方とお話する機会をいただき、大きな刺激を受けました。今後の研究に活かしていきたいです。
東京大学大学院農学生命科学研究科 修士1年 金道知聖」
—————————————————————————————–