組織の紹介

代表挨拶

19名の決意 -ご挨拶に代えて-

私ども竹林景観ネットワーク(BaLaNET)は,2007年12月の第1回研究会(神戸市)を皮切りに,以後各地で研究会活動を重ねて参りましたが,2012年7月に京都にて第10回研究会および第1回総会を開催し新たなフェイズに入りました。従来の全くフリーなスタイルから,規約,幹事体制など会としての体裁を整え,今後のステップアップを図る準備ができたというところでしょうか。
現在,竹林を取り巻く状況は平穏ではありません。分布拡大の勢いは衰えることなく,雑木林や人工林のほか耕作地へも侵入しており,各地の自治体・住民は頭を痛めています。拡大の抑制方法や効率的な竹材利用法の開発など,様々な側面の新技術が求められています。しかし残念ながら,現時点ではその新技術を実現するための前提である科学的知見が十分に蓄積されているとは言い難い状況です。
たとえば,邪魔な竹を根絶する目的で竹林を皆伐したとします。しかし,地下部は生き残っており再生します。繰り返し伐採することでいつかは根絶できるでしょうが,何回・何年繰り返せばよいのでしょうか? 逆に,竹材の利用のために伐採した後,元のバイオマスに回復するのに何年必要でしょうか? これらの問いに対して,経験的に「○○年程度」という回答は耳にしますが,科学的に検証された結果はあるのでしょうか? これらの知見無しには,駆除計画も利用計画も立てられません。
かつては,竹林は管理されているのが当たり前で,放置された竹が勝手に分布を拡大するなど想定外でした。それゆえに,竹を「自然の生態系の構成要素」と捉えたスタンスの研究は極めてマイナーでした。現在でも竹を扱う研究者は,各地の大学や研究所にぽつんぽつんと点在するのみです。研究者一人一人が独力でできることはたかが知れていますが,点在する竹関係者が学会等の機会を通じて自然と寄り集まったのが,竹林景観ネットワークです。
新しいフェイズを迎え,さしあたって19名の個人がBaLaNETの趣旨に賛同して下さいました。ネットワークの発展に努めるとともに,竹林の管理・竹の利活用に役立てますよう精進して参りますので,温かい目で見守って頂ければ幸いです。

2012年11月
竹林景観ネットワーク代表
鳥居厚志

規約

第1条 〔名称〕本会は,竹林景観ネットワーク(Bamboo and Landscape Network)と称する。
第2条 〔目的〕本会は,タケおよび竹林景観に関する研究の進展と,研究者・関係者相互の交流を図り,広く社会に貢献することを目的とする。
第3条 〔事業〕本会は,前条の目的を達成するために,次の事業を行う。
1.研究集会,観察会などの開催。
2.内外の関連団体との交流。
3.その他本会の目的を達成するために必要な事業。
第4条 〔会員〕本会の会員は,一般会員,賛助会員とする。
1.一般会員は,本会則第2条の目的に賛同し,所定の会費を納入する個人とする。
2.賛助会員は,本会則第2条の目的に賛同し,所定の会費を納入する法人または個人とする。
第5条 〔入会〕本会に入会しようとする者は,代表あて,当年度分以上の会費をそえて入会申し込みをしなければならない。
第6条 〔退会〕本会を退会しようとする者は,代表あて,退会届を出さなければならない。ただし,すでに納めた会費は払い戻さない。なお,2年以上会費を滞納したものは,退会したものと自動的に認定する。
第7条 〔権利〕会員は次の権利をもつ。
1.本会の事業・運営に関し,意見を述べること。
2.代表・運営委員を選任し,またはこれに選任されること。
3.ただし,賛助会員は議決権を有しない。
第8条 〔義務〕会員は本会の会則を守る義務を負う。
第9条 〔役員〕本会に次の役員をおく。
1.代表 1名
2.事務局長 1名
3.運営委員 若干名
4.監査 2名
第10条 〔役員の選出〕役員は総会において,会員の中から選出される。
第11条 〔役員の任期〕役員の任期は2年とし,再任を妨げない。
第12条 〔総会〕総会は,会の最高議決機関であり,毎年1回,年度当初に代表が招集して開き,会の運営について審議する。
1.総会は,委任状を含めて一般会員の5分の1以上の出席をもって成立する。
2.総会における議決は出席者の過半数によって決定する。
第13条 〔運営委員会〕運営委員会は代表,事務局長および運営委員をもって構成し,会の運営方針について審議する。
第14条 〔事務局〕事務局は事務局長および事務局長が必要と認める事務局員で構成し,代表を補佐して会を運営する。事務局は事務局長の所属する機関におく。
第15条 〔資産〕本会の運営および事業は,会費とその他の収入をもって行う。
第16条 〔会計年度〕本会の会計年度は,毎年4月1日に始まり,翌年の3月31日に終わる。
第17条 〔収支決算〕代表は,会計年度間の収支決算を次の総会に報告して,その承認を受ければならない。
第18条 〔規約の変更〕本規約の変更は,総会の決議により行う。

附則
1.本規約は,2012年7月7日から実施する。
2.本会の会費は,次のとおりとする。
一般会員 年2,000円
賛助会員 一口5,000円


役員

代  表
鳥居厚志(森林総合研究所関西支所)

事務局長
鈴木重雄(駒澤大学文学部地理学科)

運営委員
河合洋人(特定非営利活動法人 どんぐりネットワーク,庶務・会計)
井上昭夫(熊本県立大学環境共生学部,企画:種生物シンポ)
小林剛(香川大学農学部,企画:種生物シンポ)
福島慶太郎(首都大学東京都市環境学部,企画:種生物シンポ)
久本洋子(東京大学千葉演習林,企画:種生物シンポ,広報:ホームページ)
河本大地(奈良教育大学教育学部,企画:研究集会)
荻田信二郎(県立広島大学生命環境学部,企画:研究集会)

監  査
和田譲二(NPO法人 水と緑の連絡会議)
中村晃規(石川県立金沢伏見高等学校)