タケ類は数十年に一度開花するという特異な生活史を持っています。しかし、長期の開花周期であるため、開花に関する情報・研究事例はまだまだ少ないのが現状です。
ここ数年、120年に一度開花するというハチクの開花期に突入したと思われ、全国で開花が見られるようになっています。そこで、BaLaNETではタケ類がいつどこで開花したのかという情報を収集し、公開・共有することとしました。
開花情報をまとめたGoogle Mapを作成しています(作成者:元・京都大学 現・森林総合研究所 小林慧人)。※試行段階にありますので、公開を本会の研究者に限定しております。ご了承ください。
お持ちの開花情報(開花場所(緯度経度もしくは所在地)、開花確認年月日、タケの種類(分からない場合は「不明」)、開花の様子や竹林の履歴などの補足情報、写真など)がありましたら、ぜひご一報ください。
情報報告の方法
・「竹の花」情報報告フォーム:写真のアップロード機能あり(ご自身のGoogleアカウントでログインしていただく必要があります)
・「竹の花」情報報告フォーム:写真のアップロード機能なし(Googleアカウントでのログインは必要ありません)
・フォームでは報告が難しい場合は、ホームページ管理人 久本洋子(hisamotoアットuf.a.u-tokyo.ac.jp)までメールにてご連絡ください。
皆さんから集まった「竹の花情報」は研究利用したり、随時公開し(個人情報は除く)、次世代の竹研究者に引き継げる形にしていきます。ご協力をどうぞよろしくお願いします。
開花情報の収集状況(2021年10月) 開花情報の収集状況(2023年10月現在)
*使用を希望する際は事前にご連絡ください。
千葉県で開花したハチク林 ハチクの開花終了後の花序の様子
開花の見分け方は雄しべが見られるかどうかがポイントです。また、開花に似ている症状として、てんぐ巣病等の罹患がありますのでご注意ください。
開花枝。垂れているのが雄しべ てんぐ巣病に罹患した枝
(上記写真4枚とも 撮影:久本洋子)