竹林景観ネットワーク第22回研究集会

日時:2018年6月30日(土)・7月1日(日)
場所:兵庫県立淡路景観園芸学校(ALPHA)/兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科ほか
主催:竹林景観ネットワーク
共催:兵庫県立淡路景観園芸学校/兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科

■総会

日時:2018年6月30日(土) 12:30~13:00
場所:兵庫県立淡路景観園芸学校(ALPHA)/兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科講義棟視聴覚室

■研究発表会

日時:2018年6月30日(土) 13:30~17:30
場所:兵庫県立淡路景観園芸学校(ALPHA)/兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科講義棟視聴覚室・講義室
資料費:500円(学生・院生または25歳未満の方、竹林景観ネットワーク会員、淡路島在住者は無料)

【プログラム】
口頭発表
13:30~13:40 藤原道郎(兵庫県立大大学院/淡路景観園芸学校):兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科/淡路景観園芸学校のキャンパスおよび竹 林の紹介

13:40~14:00 笹原千佳(京都大学大学院):ケニアの住民による自生竹利用

14:00~14:20 相原隆貴*(筑波大学山岳科学学位プログラム)・高野(竹中)宏平・尾関雅章(長野県環境保全研究所)・松井哲哉(森林総合研究所):気候変動・人口減少が進行した将来の竹林の分布予測および竹林の面積と気候の関係性

14:20~14:40 小林慧人・梅村光俊・崎谷久義:ハチクの開花・枯死・更新過程に関する基礎生態調査

14:40~15:00 小林 剛*・山口大輝・野中啓生・板倉 侑(香川大・農・環境):密度飽和に達した放棄モウソウチク林の落葉量と林内環境は2年周期で変動する

15:00~15:50 ポスター発表<講義室2>

15:50~16:10 大宮 徹(富山県農林水産総合技術センター森林研究所):タケ駆除マニュアル(森林総研関西支所発行)を活用した普及の試み

16:30~16:50 島田勇巳(有限会社紋珠 高槻バイオマス粉炭研究所):地域にある様々な未利用資源を炭化し多用途な地域カーボンシステムとして活用する

16:50~17:10 杉本龍亮(杉本林業/NPO法人淡路環境整備機構):淡路島における竹チップ製造と利用の現状

17:10~17:30 藤原道郎(兵庫県立大大学院/淡路景観園芸学校):淡路島における竹の循環型利用の現状(エクスカーション案内)

※プロジェクターとwindows PCは用意します。

ポスター発表<講義室2>
P1 大西千里・大橋瑞江:斜面におけるモウソウチクの根の生産量

P2 山内里佳・藤原道郎・大藪崇司・澤田佳宏・山本 聡:淡路島におけるバンブーカッターによる伐採後の竹林の再生状況

P3 小田巻直矢・藤原道郎・大藪崇司・澤田佳宏・山本 聡:淡路島における竹林利用の変遷-タケ・人・イノシシの関わり-(仮題)

P4 藤原道郎:淡路島における竹林分布状況

P5 位上啓一:井手里山を守る会活動

P6 西野菊高:ビジョン委員会竹林部会活動

P7 長池奉成:竹製の紙の展示

※ポスターは、高さ144cm、幅113cmのボードを用意しております。A0サイズまでのポス ターを貼り付けられます。
※ピンはこちらで用意します。

■懇親会

日時:2018年6月30日(土)18:30~20:30
場所:えびす亭(兵庫県淡路市浜1-7)
参加費:一般 5,500円、学生 2,500円
交通:研究発表会会場からえびす亭へは送迎バスが出ます。
※淡路景観園芸学校 18:00発 → えびす亭 18:20着
帰りは、島内の公共交通機関はありません(タクシーを除く)。

■現地見学会

淡路島における竹のチップ化および燃料利用による地産地消の状況を見学します。
日時:2018年7月1日(日)8:50~14:00
集合場所:ホテルエビス(兵庫県淡路市浜1-7)
参加費:2,700円程度 (参加人数によりこれより安くなる可能性はあります。)
見学場所:淡路市竹谷(杉本林業)竹チップ化工場、洲本市五色(ゆうゆうファイブ)竹ボイラー
解散予定:高田屋嘉兵衛公園(ゆうゆうファイブ)、(淡路IC、岩屋ポート)

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■開催報告

竹林景観ネットワーク第22回研究集会を6月30日(土)、7月1日(日)に兵庫県淡路市の兵庫県立淡路景観園芸学校ほかで行いました。
30日の研究集会では、8件の口頭発表、7件のポスター発表があり活発な議論がなされました。

研究発表補助を獲得されたM2の相原さんに参加記を執筆頂きましたのでご紹介します。

「長い移動での疲れを少し抱えながら、自身の研究を発表する初めての竹林景観ネットワーク研究集会に臨んだ。様々な出自の方々に理解してもらえるか、はたまた竹林を専門として研究している方々に悪い評価をされないか少々不安があったが、興味を持って聞いていただいた。また、懇親会、翌日の現地見学にて多くの人と意見を交換することができた。学者と竹林の利用に日々前進している方では関心事は違うが、一人一人意欲を持って臨んでおり、自身の研究を現場にいかすために必要なことに気づいたり、多角的な角度から研究を見つめ直す貴重な機会となった。また今回の研究集会は、若手が目立つ印象を持った。竹林は生態学的に未解明な部分が多いため(例えば稈の太さがどう決まっているのかなど)、若手が開拓していける数少ない植物であるように感じる。今後も本集会をきっかけに繋がった学生同士の議論を深めつつ、現場の声も聞きながら、竹林研究に前進したいと思う。           筑波大学山岳科学学位プログラムM2 相原隆貴」
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